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【ARC Raiders】嵐が変えるすべて。v1.17.0「Shrouded Sky」全容解説&武器バランス調整まとめ【アークレイダース】

Shrouded Sky - パッチノート 1.17.0 | アークレイダース

ポイント3行

  • 新マップコンディション「台風」が追加。風による移動速度変化、飛来瓦礫によるシールド浸食、視界不良など、レイドの戦略が根本から変わる
  • 新ARC敵「ファイアフライ」「コメット」が登場し、スティッチャー・ケトル・ヴェネイターのナーフを含む大規模武器バランス調整が実施
  • 気象観測システムプロジェクト、無料レイダーデッキ「サージョン」、ヒゲカスタマイズ、遠征ウィンドウ第2弾など、新コンテンツが盛りだくさん

2026年2月24日、アークレイダースに大型アップデート「Shrouded Sky(シュラウデッド・スカイ)」ことv1.17.0が配信された。1月のHeadwindsに続く2026年ロードマップ「エスカレーション」シリーズの第2弾となるこのアップデートは、ゲームプレイの根幹を揺るがす新マップコンディションの追加、待望の新ARC敵2種、そして多くのプレイヤーが注目していた武器バランスの大幅調整を含んでいる。

この記事では、v1.17.0の全変更点を新コンテンツからバグ修正まで徹底的に解説する。


台風:ラストベルトを飲み込む嵐

今回のアップデート最大の目玉は、新たなマップコンディション「台風」の追加だ。このコンディションはブルーゲート、埋もれた街、宇宙港、ダム戦場の4マップでローテーション発生する。

台風は単なる「視界が悪くなるだけの演出」ではない。ゲームプレイのあらゆる要素に影響を与える、これまでのマップコンディションとは次元が違う存在だ。

まず、風による移動への影響がある。追い風に乗れば通常より速く走れるが、向かい風に逆らえばスタミナが急速に減少し、移動速度も大幅に低下する。移動ルートの選定において「風向き」という新たな判断軸が加わったことになる。

次に、投擲物の挙動変化。グレネード、スモーク、ガスといった投擲アイテムはすべて風の影響を受けて流される。これまで通りの投擲では狙った場所に着弾しないため、風を計算に入れた投擲が必要になった。

さらに厄介なのが、飛来する瓦礫によるシールドへの干渉だ。嵐の中にいるだけでシールドがじわじわ削られていく上に、ダメージを受けた際のスパーク(火花)が他のレイダーから視認しやすくなる。つまり、台風中にシールドを受けているプレイヤーは霧の中でも「光って見える」という、隠密行動にとって最悪の状態になる。

一方で、リスクに見合うリターンも用意されている。台風の猛風によって地表に「ファーストウェーブ・レイダーキャッシュ」が掘り起こされる。これは通常のレイダーキャッシュよりも遥かに高価値なアイテムが入っている限定ルートだ。嵐の中に飛び込む価値があるかどうかは、各プレイヤーの判断に委ねられる。


新ARC敵:ファイアフライとコメット

Shrouded Skyで追加された新たなARC脅威は2種類。どちらもこれまでのARC敵とは一線を画す個性的な存在だ。

ファイアフライ

ホーネットの上位互換ともいえる装甲飛行型ARC。最大の脅威は搭載されたフレイムスロワー(火炎放射器)で、射程内に入ったレイダーを瞬時に焼き尽くす。装甲を持っているため、ワスプやホーネットよりも破壊に手間がかかる。台風の低視界環境で突然現れるファイアフライは、スクワッドにとって大きな脅威となるだろう。

コメット

ポップの上位互換にあたる球体型ARC。通常時は穏やかに地表を巡回しているが、レイダーを発見すると一変。ターゲットにロックオンし、執拗に追跡したのち至近距離で大爆発を起こす。ポップと比べて爆発威力が段違いに高く、衝撃波で足場から吹き飛ばされる危険もある。独特な警告音を発するため、音を聞いたら即座に距離を取ることが生存の鍵になる。

なお、既知の問題として「バロンハスク」のサーチ中断時にアニメーションが崩れる不具合や、新ARC敵のひとつが破壊時に使用不可能なインタラクションを表示する問題が報告されている。


武器バランス調整:低ティア武器ナーフとレジェンダリー強化

今回のバランス調整は、長らくコミュニティで議論されてきた「低コスト武器が高ティア武器を凌駕する問題」に正面から取り組んだ内容となっている。

入力バッファの仕様変更について

v1.13でのセミオートマチック武器の連射速度低下バグ、v1.13.1での巻き戻し時に意図せず混入した「隠れバフ」の問題がようやく解決された。以前はボタン連打だけで最大火力を出せてしまい、射撃タイミングを習得するスキルが不要になっていた。今回の修正では武器ごとに入力バッファリングウィンドウが設定され、連打時のレスポンスは以前より改善されつつも、タイミングを意識したプレイヤーがより有利になる設計となった。

各武器の変更点

武器名 変更内容 開発意図
スティッチャー ヘッドショット倍率2.5→1.75、基本ダメージ7→6.5、1発あたりのディスパージョン約50%増加 至近距離ヘッドショットによる異常なTTKの抑制
ケトル 基本ダメージ10→8.5 SMG的な近距離運用の抑制。ヘッドショット倍率は据え置き
ヴェネイター ヘッドショット倍率2.5→2、基本ダメージ9→8 PvPでの支配的なパフォーマンスの是正(2度目のナーフ)
ジュピター ADS倍率1.9x→2.2x、装備時間1.2秒→1.05秒、解除時間0.9秒→0.75秒 遠距離ヘッドショットの狙いやすさ向上と武器スワップの機動性改善
アフェリオン リロード時間4.5秒→3.5秒、射撃間隔0.9秒→0.7秒、垂直リコイル約50%減、ADS安定速度約35%改善 PvP実用性の大幅向上

スティッチャーとケトルという2大コモン武器がしっかりナーフされた一方で、レジェンダリー枠のジュピターとアフェリオンは大幅な強化を受けた。特にアフェリオンはリロード1秒短縮、射撃間隔短縮、リコイル半減、ADS安定速度向上と全方位的な強化で、PvP環境での立ち位置が大きく変わる可能性がある。

ヴェネイターに関しては、v1.3.0以来2度目のナーフとなる。開発チームは「このティアの武器としては良い性能を発揮してほしいが、ここまで良すぎるのは望ましくない」とコメントしており、今回の調整でも効果がなければ弾薬消費量とコスト効率の見直しに踏み込む可能性を示唆している。


気象観測システム:シーズナルプレイヤープロジェクト

台風の襲来はスペランザにとって不意打ちだった。より良い気象予測システムの構築が急務となり、シャニがレイダーに素材収集を依頼する。

気象観測システムはShrouded Skyのシーズナルプレイヤープロジェクトで、2026年2月24日から3月31日までの期間限定で進行する。トップサイドの高リスクゾーンから気象関連の素材を集め、5段階のクエストラインを完了することで最大250レイダートークンを含む報酬を獲得できる。

期間が約5週間と比較的短いため、早めに着手しておくことをおすすめする。


無料レイダーデッキ「サージョン」

Shrouded Skyでは3つ目の無料レイダーデッキ「サージョン」が追加された。フィート達成で得られるクレドを消費してデッキを進行し、サージョンをテーマにしたコスメティックセットを段階的にアンロックしていく。

サージョンデッキには期限がなく、恒久的にアクセス可能だ。報酬にはレイダートークン、複数カラーバリエーションのサージョン衣装セット、そして後述するヒゲカスタマイズ「フルビアード」が含まれている。


ヒゲカスタマイズ:コミュニティ待望の新機能

コミュニティから最もリクエストが多かった機能のひとつ、フェイシャルヘア(ヒゲ)のカスタマイズがついに実装された。

アップデート配信と同時に全プレイヤーが「スタブル(無精ヒゲ)」を即座に使用可能。さらに「スタブルビアード」と「シックマスタッシュ」がストアで販売開始され、「フルビアード」はサージョンレイダーデッキの進行報酬としてアンロックできる。

小さな追加に見えるかもしれないが、キャラクターの個性をさらに際立たせる要素としてプレイヤーからの反応は上々だ。


ダム戦場マップ更新

ダム戦場に新たな内部エリア「コントロールド・アクセス・ゾーン」が追加された。ロケッティアが守るこの高セキュリティエリアには高価値ルートが眠っている。浸水したタービン内部がタワーと河床を結ぶショートカットとして機能するようになり、マップの回遊性も向上した。


遠征ウィンドウ第2弾

Shrouded Sky配信に合わせて、遠征ウィンドウの第2弾が開放される。サインアップ期間は2026年2月25日から3月1日まで。報酬には5つの恒久スキルポイント(前回の遠征で取り逃したポイントのキャッチアップも含む)、進化するパッチワーク衣装、追加の保管庫スペースなどが含まれる。

サインアップ期間がわずか約1週間と短いため、忘れずにエントリーしておきたい。


アイテム価値とクラフトコストの変更

いくつかのアイテムの価値・トレーダー価格・クラフトコストが調整された。

アイテム 価値の変更 トレーダー価格の変更 その他の変更
デッドライン 5,000→6,000 15,000→18,000 新ARC部品追加
トレイルブレイザー 1,600→2,200 4,800→6,600 新ARC部品追加
ウルフパック 5,000→6,000 ロケッティアドライバー追加、精製爆薬コスト削減
ヴィータスプレー 3,000→3,400 チックポッド追加
ショーストッパー 2,200→2,100 ホーネットドライバー追加、高度な電気部品→電気部品に変更

エネルギークリップがワークベンチでデフォルト利用可能になった点も見逃せない。ジュピターやアフェリオンといったエネルギー弾武器ユーザーにとって利便性が大きく向上する変更だ。

また、ARC部品の売値が全体的に引き下げられ、クラフトやプログレッション用途をより適切に反映する形に調整されている。


プログレッション関連の変更

フィートのシステムにも大きなテコ入れが入った。

まず、フィートが1日3回まで無料でリロール可能になった。これまでリロールにはコストがかかっていたため、やりたくないフィートを抱えたまま出撃するケースが多かった。1日3回という制限はあるものの、プレイスタイルに合ったフィートを選びやすくなるのは大きな改善だ。

さらに重要な変更として、PvPフィートが完全に削除された。PvPフィートはプレイヤー間の不健全な行動を助長するとして批判が多かったため、コミュニティにとっては歓迎すべき決断だろう。既存フィートの一部も更新され、新しいフィートも追加されている。

遠征キャッチアップシステムも新規追加され、過去のランで取り逃したスキルポイントを獲得可能になった。進行状況を追跡するUIも合わせて更新されている。


ユーティリティと設置物の調整

ポップトリガーとスポッターリレーがクイックスロットで使用可能になった。スポッターリレーは近くのARCをおびき寄せるトラップとして設置でき、ポップトリガーは設置すると前方に転がってから爆発する仕様に変更されている。

新たなフィールドクラフトアイテムとしてシェーカー楽器が追加。ピアノ追加と合わせて、ゲーム内の楽器レパートリーが増え続けている。

ヴィータスプレーは使用中に連続的に回復が適用される仕様に変更され、エクスプロイトケースが防止された。

設置物に関するルール変更も重要だ。ジップラインは持ち運び可能なオブジェクトの上に設置できなくなり、地雷、トラップ、リモートフレアもジップライン上や他の小型設置物の上に重ねて設置できなくなった。これにより一部の悪用的な設置戦術が封じられている。


主要なバグ修正とQOL改善

今回のアップデートでは非常に多くのバグ修正とQOL改善が含まれている。特に影響が大きいものをピックアップする。

ゲームプレイ関連

インタラクションが遠すぎる距離からトリガーされる問題が修正され、近くにいなくてもドアを開けたりアイテムをルートできてしまう挙動が解消された。蘇生装置での蘇生後にプレイヤーが動けなくなる問題や、ダウンしたレイダーの体がハッチ脱出を妨げる問題も修正されている。

すべてのNVIDIA Freestyleフィルターを同時有効にすることが防止され、不公平な視覚的アドバンテージが排除された点は公平性の面で重要な変更だ。

マップ関連

ステラ・モンティスでは複数の当たり判定問題が修正され、「スタック解除」機能を使って境界外エリアに到達する手法への対策が施された。夜間ライティングも調整され、暗いエリアの視認性が向上している。

埋もれた街では、バードシティ・マップコンディション中に煙突からレアルートが見つかる確率が若干低下した。

オーディオ関連

スクラッピーの鳴き声が静かになった。開発チームは「スクラッピーがうるさすぎるというフィードバックを受け取りました。スクラッピーはこれからはあまり鳴かないようにします」とコメントしており、地味ながらプレイ体験の改善に直結する調整だ。

メニューのSFXと音楽ミックスの全体的なボリュームもリバランスされ、スペランザでの体験がより快適になっている。

UI関連

インベントリのツールチップにリサイクル・回収出力のアイコンが追加された。これにより、アイテムを処分する前に得られる素材を一目で確認できるようになった。

アクティブなハッチがないマップにレイダーハッチキーを持って出撃する際の警告も追加され、無駄にキーを持ち出してしまうミスが減る。

クラフトとリサイクル画面ではアイテムのコストと報酬が一貫した順序で表示されるようになり、視認性が大きく向上した。


アンチチート:体制の強化と方針

アンチチートに関する開発チームからの声明も注目に値する。

チート対策は単純なソフトウェア検出だけでなく、行動ベースかつデータドリブンな手法、ゲームプレイテレメトリー、機械学習技術を組み合わせた多層防御で運用されている。最近はさまざまなエクスプロイトに対してアクションを強化し、ルールをさらに厳格化。確実な検出では即座に永久BAN、それ以外では一時停止と行動を改める1度のチャンスという段階的な処分体制が敷かれた。

ファミリーシェアリングへの更新により、不正行為者の排除もスムーズになっている。BAN申し立ての手動レビュー体制の準備も進んでいるとのことだ。


既知の問題

v1.17.0時点で確認されている主な既知の問題は以下の通り。

  • バロンハスクのサーチ中断時にプレイヤーアニメーションが崩れることがある
  • 一部のコンテナがインタラクトできない場合がある
  • 破壊されたARC部品上のジップラインが正しく表示されない
  • スクラッピーの「バッティングヘルメット」「スラッガー」衣装がイベントプレビューで正しく表示されないことがある
  • 「比較研究」実績がドローンダミーへのダメージ後に正しく進行しないことがある
  • 「不屈」実績がコンソールで進行しない
  • 新ARC敵のひとつが破壊時に使用不可能なインタラクションを表示することがある

特に実績関連の不具合は気になるところだが、今後のホットフィックスでの対応が期待される。


今後のロードマップ

Shrouded Skyは2026年前半のロードマップ「エスカレーション」シリーズの第2弾に位置づけられている。今後は3月に「Flashpoint(フラッシュポイント)」、4月に新マップ「Riven Tides(リヴンタイズ)」が控えている。月1回ペースの大型アップデートが続く勢いは、Embark Studiosのアークレイダースに対するコミットメントの強さを感じさせる。


まとめ4行

  • 台風は風・投擲物・シールドに影響する複合的なマップコンディションで、ファーストウェーブ・レイダーキャッシュというハイリスク・ハイリターンの要素も用意されている
  • スティッチャー・ケトル・ヴェネイターのナーフとジュピター・アフェリオンの強化により、低ティア武器偏重のメタに変化が訪れる可能性が高い
  • 気象観測システム(3月31日まで)と遠征ウィンドウ第2弾(2月25日~3月1日サインアップ)は期間限定なので、参加を忘れずに
  • PvPフィート削除やNVIDIA Freestyleフィルター制限など、公平性を重視した調整が多数盛り込まれており、全体として健全な方向への大きな一歩となっている